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試される資格【装甲戦士ガルド09】

V-Rock, Alternative Rock, Energetic J-Rock, Electric Guitar Driven, Melodic Riffs, Power Drums, Punchy Bass, Uplifting & Emotional, Strong Male Vocals, Youthful Energy, Anime Sports Epic Climax, High Tension, Passionate & Inspiring Atmosphere, Multiple Drops, BPM 180, Dramatic Build-ups, Twin Strike Theme, Heroic Finale

Pengloid·3:44

Lyrics

Intro

街灯が白く滲む

さっきまで隣にいたはずなのに

Verse

名前を呼んだ

帰るはずの距離で

夜だけが黙ったまま

答えを隠す

胸の奥で

何かが外れる音

触れるなと言い聞かせた

線を踏み越える

Pre-Chorus

奪われたのは

時間か笑顔か

それとも

戻れない俺自身か

Chorus

返せと叫ぶ声が

黒く形を変えていく

守るためと言い訳して

壊してしまいそうで

ただここにいる

それだけが許せない

この感情が

俺を呑み込んでいく

Drop

何かが笑っている

俺の姿を見ながら

近づいてくる

それが分かってても

止まれない 黒く染まる

戻れない 戻れない

でも手を離せない

Verse

視線の外で

何かが微笑んでいる

怒りを数えるほど

近づいていく

手を伸ばせば

届く距離なのに

触れた瞬間

もう戻れない気がした

Pre-Chorus

震えているのは

この手か心か

分からないまま

前に出るしかない

Chorus

駄目だと願う声が

闇に呑み込まれていく

守るためのこの力が

誰を壊すのか

答えなんて

ここにはなくて

ただ身を任せるしかない

もう引き返せないのか

Build-Up

知らない自分が

そこに立っている

でも手には

まだ守りたいものがある

この感情ごと

受け入れるしかないのか

それとも――

まだ選べるのか

Drop

返せと叫ぶ声が

まだここで響いてる

正しさを失くしても

手放せないものがある

それが

資格だと言うなら

この先に

何が待っていても

俺は俺でいたい

黒く染まっても

この声が消えるまで

叫び続ける

Final Chorus

守りたくて

壊しそうで

それでも手を伸ばす

これが俺だ

夜はまだ

終わらない…

End

【Episode Story】

【第9話・試される資格】

夜の商店街は、昼間の喧騒が嘘のように静まり返っていた。シャッターの降りた店先、街灯の白い光、遠くを走る車の音だけが、ゆっくりと流れていく。主人公は、買い物袋を提げた幼馴染と並んで歩いていた。「今日は助かったよ。重いのばっかでさ」他愛もない会話。いつもと変わらない帰り道。戦いの後も、世界は何事もなかったかのように続いている。

幼馴染の家が見えてきた、その時だった。

「……あれ?」ほんの一瞬、視線を外した隙に、隣を歩いていたはずの幼馴染の姿が消えていた。

名前を呼ぶ。返事はない。夜の住宅街に、不自然な静けさが広がる。

その頃、数ブロック離れた場所。記者は、半ば直感に突き動かされるように、主人公の行動範囲を辿っていた。ふと足を止め、周囲を見渡す。

「……なにかいる?」空気が変わった。肌を刺すような、異質な感覚。記者は、嫌というほど知っている。以前と同じ異形の存在と遭遇した事件と同じ、始まりの気配だった。

主人公は、走っていた。「どこだ……!」街灯の届かない路地。その奥で、ようやく異変の中心を見つける。

意識を失い、地面に横たわる幼馴染。そして、その傍らに立つ存在。

オルディア。人の形をしていながら、決定的に人ではない。オルディアの視線が、主人公を捉える。

「ようやく来たか、ガルド」その一言で、主人公の中で何かが弾けた。

「……返せ」低く、震える声。怒りと恐怖が、限界を越えてせり上がる。

オルディアは、薄く笑う。

「そんな顔をするな。まだ壊してはいない」

「お前が来るまで、待つつもりだった。主役不在の実験ほど、つまらないものはないからな」

「ふざけるな……!」

「ふざけてはいないさ」オルディアの視線が、主人公を値踏みするように走る。

「お前は、力を得た。だが――それだけでは、次の段階には行けない」

主人公の拳が、強く握りしめられる。

「感情を抑え続けた結果が、その歪みだ。怒りを解放した時、お前の力は完成する」

その光景を、記者も見ていた。

「……怪人が、人間に話しをしている?」理解が追いつかない。だが、近くにいる女性の危機だけは、はっきりと分かった。

「くそ……!」考える前に、身体が動いていた。記者は、オルディアに向かって駆け出す。

「その娘を放せ!!」体当たりするように、記者が幼馴染を庇う。

オルディアは、ちらりと視線を向けただけだった。

「人間か。……勇気は認めよう」次の瞬間、軽く振るわれた腕。記者の身体は宙を舞い、地面に叩きつけられる。

「だが、介入は不要だ」転がりながら、記者の視界に映ったのは――

主人公の、歪んだ表情だった。

「……もう、やめろ」それが誰に向けた言葉なのか、主人公自身にも分からなかった。

次の瞬間、変身が始まる。怒りに引きずられるような、荒々しい変身。

装甲に黒い光が走り、軋む音を立てて装着されていく。重く、歪んだ装甲。

いつものガルドとは、明らかに違う。

記者は、息を呑んだ。

「……あれが……」

オルディアは、その姿を見て、満足そうに頷く。

「それでいい」黒いガルドを、まっすぐ見据えながら続ける。

「その力だ。その力を解放すれば我々は上位の存在に到れる!」

ガルドの拳が、震える。怒りが、すべて黒い光に変わっていく。

「さあ、見せてくれ」オルディアの声が、静かに響く。

「ガルドシステムの覚醒を!」

ガルドから発せられる黒い光が、さらに強く脈動した。

——その先に待つものを、誰も、まだ知らない。

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