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God Forgot to Save

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AriteAL·3:32

Lyrics

Title:God Forgot to Save
©2026 AriteAL (ありてある)
📌 フルMV公開中|YouTubeご覧ください。🎧 Full MV out now on YouTube🌟
🌟🎞https://youtu.be/eQr3IRj862Q

−−Please look below for the English lyrics.−−
−−イメージストーリーは最後に書きました−−

[🌟🌟🌟 Japanese Lyrics 🌟🌟🌟]
[comment]
無理に明るく笑い続け、人に嫌われないように振る舞ううちに、心だけが置き去りになっていく。
本当の自分が、静かに消えていく感覚を歌にしました。
SNSで「普通の自分」を演じ、言葉を消し、笑顔を貼り付ける日々。
壊れたわけじゃない。ただ、周りに合わせすぎて、自分を見失っただけ。

誰も悪くないのに、誰も本音を見せない。だから心は、永遠に未完成のまま。
夜の2AM、送られないメッセージのように。
この曲が、あなたの「本当の声」を少しでも思い出させてくれますように。


[🌟🌟🌟 Lyrics EN🌟🌟🌟]
I learned how to make people laugh
Long before I opened any textbook
If I joked around, no one noticed
The empty space hiding behind my look

God forgot to save
The real me underneath
Faking smiles, I've gotten good
At looking human just to breathe
Even if I don't check, I know
Something's missing, it never shows
2 AM, my phone lights the room
Another message I won't send through

Words I type then quickly erase
Profile pictures neatly arranged
Every perfect answer I choose
Makes my real voice fade away too

God forgot to save
The real me underneath
Faking smiles became routine
Now blending in so easily
Even if I don't look, I know
There's no truth here, just a show
2 AM, on a glowing screen
Another draft that won't ever leave

Heading east, slipping through the dark
Hiding my eyes from the morning breeze
That's the moment I realize clearly
I'm not broken, just acting flawlessly

Stepping out the gate, looking up
The brightness makes it hard to breathe
Laughter echoes from afar
Taking a different road, just me

God forgot to save
The real me underneath
Faking smiles, I'm living fine
No one questions my disguise
I don't need to confirm to know
Never meant to last or show
2 AM, staring at the screen
Another draft left incomplete

Every time I think I'm finally real
Again, I'm left unsaved, unseen
Wishing someone would find me here
But that message won't ever leave

[🌟🌟🌟 Lyrics JP🌟🌟🌟]
人を笑わせる方法だけ
教科書より先に覚えた
嫌われないようにはしゃげば
誰も僕に気づかない

God forgot to save
本当の僕だけを
作り笑いが上手くなって
今日も人間の顔をしてる
確かめなくても分かる
なにかが少し足りないこと
午前二時 スマホが光る
書きかけのまま朝になる

打ち込んでは消した言葉
整えられたプロフィール
正しい答えを選ぶほど
本音はどこかに消えていく

God forgot to save
本当の僕だけを
作り笑いが癖になって
今日も普通に混ざっている
見なくても分かっている
ここに本物はいないこと
午前二時 画面の向こう
未送信のまま夜が明ける

東口まで逃げるように
始発前の風に隠れる
その時やっと気がついた
壊れたんじゃなく
道化を演じすぎただけ

改札抜けて見上げた空
眩しいほど息が詰まる
笑い声が遠く響いて
ひとり違う道を選ぶ

God forgot to save
本当の僕だけを
うまく笑えば生きられる
誰も疑わないけれど
もう確かめなくていい
最初から残らないこと
午前二時 画面の向こう
未送信のまま夜が明ける

やっと普通になれたと思ったら
またどこにも残らず終わる
誰か僕を見つけて欲しいと
願う言葉も未送信のまま



[🌟🌟🌟Image Story🌟🌟🌟]
第1話 あたしの髪について

あたしの髪の色について聞いてくる人は、だいたい二種類に分かれる。

「染めてるの?」と聞く人と、何も聞かない人。

前者は殺していい。冗談だ。でも半分くらい本気だ。あの質問には「あなたの外見は自然ではないですよね?」という前提が入っていて、それを善意の顔で投げてくる。ナイフを花束に包んで渡すようなもので、あたしは花束に興味がないぶん、ナイフだけが手に残る。十四年間、同じナイフを受け取り続けている。さすがに手が傷だらけだ。

だからあたしは「わかんない」で返す。

「わかんない」は武器として優秀だ。相手が善意なら会話が死ぬし、悪意なら刃が逸れる。あたしはこの五文字を十四年間、毎日砥いできた。最初はただの逃げ口上だった。今は鉈(なた)だ。振れば何でも断てる。会話も、関心も、善意も。便利だ。便利すぎて、ときどき自分の指まで切る。

実際のところ、あたしだってわかんないのだ。「いつこうなったのか覚えていない」が正確な回答で、覚えていないというか、覚えているべき期間ごと抜け落ちている。

抜け落ちている。

自分で言っておいて背中が冷える動詞だ。穴があるということは穴の周りに地面があるということだ。あたしの場合、地面のほうが怪しい。地面だと思って立っている場所が、実はずっと穴の上かもしれない。踏み抜いていないだけで。踏み抜いていないだけ、という状態を「無事」と呼ぶなら、あたしは十四年間ずっと無事だ。薄氷の上の無事。冗談としてはまあまあ出来がいい。笑えないけど。

美容師に「構造色ですよ、モルフォ蝶と同じ原理です」と言われたことがある。真剣な顔で。一束つまんで光に透かして。

モルフォ蝶。南米。あたしの髪はあの蝶の羽と同じ仕組みで光っているらしい。気持ち悪い、と思った。それが最初の感想だった。きれいとか珍しいとかじゃなく、気持ち悪い。人間の髪が虫の羽と同じ原理で色を出しているということは、あたしの頭の上に人間じゃないものが生えているということで、それを十四年間洗って乾かしてブラシで梳いていたということで、つまりあたしは人間じゃないものを自分の一部として飼っている。

飼っている。

この言い方は正しいと思う。あたしの髪はあたしの意志で青くなったのではない。あたしの知らないところで、あたしの知らない理由で、あたしの身体の一部が人間をやめた。あたしはその事実と同居している。飼い主はあたしだけど、飼われているのもあたしだ。

ただ、嫌いじゃない。

光の角度で色が変わるのは、ちょっとだけ得をした気分になる。曇りの日は深い藍色。晴れた日はゆるい虹。コンビニの蛍光灯の下だと緑がかって、深海魚になる。深海魚からモルフォ蝶まで、あたしの髪は生態系を一通りカバーしている。人間だけカバーしていない。あたしの身体の中で、髪だけが人間を辞めて、勝手に進化している。そのうち光合成でも始めるかもしれない。始めたら美容院代が浮く。

信号待ちでガラスに映った自分を見て、知らない子だと思ったことが二回ある。

二回。

一回目は中学のとき、駅前のドラッグストアの自動ドア。二回目は先週、バスのサイドミラー。どっちも一瞬だった。ガラスの向こうに知らない青い髪の女がいて、目が合って、ああ自分だ、と気づく。その手前に、零コンマ何秒かの断線がある。自分と自分が繋がらない時間。

あの断線の瞬間、あたしはいない。

どこにもいない。ガラスの中の女はまだあたしだと認識されていなくて、ガラスの外のあたしはまだあの女を自分だと認めていなくて、その隙間の零コンマ何秒間、あたしは誰でもない。誰でもない時間を年に二回経験する人間は、たぶんそんなに多くない。

...髪の話はこのくらいでいい。一回始めると止まらない。止まらないのはあたしの脳の仕様で、仕様を変えるにはメーカーに問い合わせるしかないけど、あたしのメーカーは連絡先不明だ。神はサポートセンターを開設していない。

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