
残高不足の子守唄
pop, uplifting, melancholy, j-pop, heartfelt, synth-driven
imaesan K·4:12

4:12
残高不足の子守唄
pop, uplifting, melancholy, j-pop, heartfelt, synth-driven
Creator: imaesan KRelease Date: March 5, 2026
Lyrics
午前2時 台所の蛍光灯が ジジジと鳴いている
母の部屋の明かりが まだ点いている
通帳の残高 見て見ぬフリを覚えた
ドラッグストアの特売日を 手帳に丸で囲む生活
有給は母の通院で消えていく
同僚の「旅行どうだった?」に 笑って濁す
「頑張ってるね」って言わないでくれ
頑張るしかないから頑張ってるだけだ
選んだわけじゃない この椅子を
私しかいないから 座ってるだけだ
残高不足の通知が光る 深夜のスマホ
泣いている暇なんてない 泣いたら止まる
止まったら この生活ごと崩れ落ちる
だから歌う 喉が枯れても
自分を寝かしつけるための
安っぽい でも本物の 祈り
母が気づいてるのが 一番つらい
「あんた、ちゃんと食べてるの」
嘘がつけない目で 私の顔色を読んでくる
この人は 自分が介護される側なのに
「施設のこと、調べてくれていいのよ」
あの声が少しだけ震えていた
私の荷を降ろすために
自分から手を離そうとしている
夜中に「起こしちゃったね、ごめんね」
謝らないでよ お母さん
あなたが謝るたびに 胸が潰れる
昔あんなに強かった人が 「迷惑かけてごめんね」って
誰かのせいにしたかった
でも怒りをぶつける先が どこにもない
「私がやらなきゃ、誰がやるの」
答えはいつも同じだ 誰もいない
つらいって この人の前では言えない
言ったら 母が自分を責めるから
お互い庇い合って お互い息が詰まる
優しさが 空気を重くしていく
……缶チューハイの最後の一口が
ぬるくて 少しだけ苦い
ある朝 母がテレビの猫を見て笑った
つられて私も笑った 久しぶりに
「あんた、顔色悪いよ」って叱ってくれる人がいること
それが欠片だなんて 昔の私なら笑い飛ばしてた
残高はいつも足りない 時間も体力も
完璧な人生なんて 最初から持ってない
欠けたまま走る それが私のやり方だ
だから歌う 最後まで
下手くそな子守唄を
母の部屋の明かりが消えた
……やっと眠れたんだね
蛍光灯がジジジと鳴いている
それだけで
今日は生きていける
母の部屋の明かりが まだ点いている
通帳の残高 見て見ぬフリを覚えた
ドラッグストアの特売日を 手帳に丸で囲む生活
有給は母の通院で消えていく
同僚の「旅行どうだった?」に 笑って濁す
「頑張ってるね」って言わないでくれ
頑張るしかないから頑張ってるだけだ
選んだわけじゃない この椅子を
私しかいないから 座ってるだけだ
残高不足の通知が光る 深夜のスマホ
泣いている暇なんてない 泣いたら止まる
止まったら この生活ごと崩れ落ちる
だから歌う 喉が枯れても
自分を寝かしつけるための
安っぽい でも本物の 祈り
母が気づいてるのが 一番つらい
「あんた、ちゃんと食べてるの」
嘘がつけない目で 私の顔色を読んでくる
この人は 自分が介護される側なのに
「施設のこと、調べてくれていいのよ」
あの声が少しだけ震えていた
私の荷を降ろすために
自分から手を離そうとしている
夜中に「起こしちゃったね、ごめんね」
謝らないでよ お母さん
あなたが謝るたびに 胸が潰れる
昔あんなに強かった人が 「迷惑かけてごめんね」って
誰かのせいにしたかった
でも怒りをぶつける先が どこにもない
「私がやらなきゃ、誰がやるの」
答えはいつも同じだ 誰もいない
つらいって この人の前では言えない
言ったら 母が自分を責めるから
お互い庇い合って お互い息が詰まる
優しさが 空気を重くしていく
……缶チューハイの最後の一口が
ぬるくて 少しだけ苦い
ある朝 母がテレビの猫を見て笑った
つられて私も笑った 久しぶりに
「あんた、顔色悪いよ」って叱ってくれる人がいること
それが欠片だなんて 昔の私なら笑い飛ばしてた
残高はいつも足りない 時間も体力も
完璧な人生なんて 最初から持ってない
欠けたまま走る それが私のやり方だ
だから歌う 最後まで
下手くそな子守唄を
母の部屋の明かりが消えた
……やっと眠れたんだね
蛍光灯がジジジと鳴いている
それだけで
今日は生きていける
