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昭和パチンコ叙事詩

Enka-influenced J-pop ballad, male vocals, husky and emotional voice, dramatic orchestra, piano, melancholic, 1980s 1990s Japanese Kayokyoku style, powerful soul, slow tempo, lonely atmosphere

spirytus·5:19

Lyrics

ガラス戸の向こうで 朝日が滲んどった

油とタバコの匂い 胸ん中まで染みこんでくる

常連らの足音が シャッター揺らして

今日もまた誰かの夢が 島に吸い込まれていく

スーパーコンビの島で 運命が目ぇ覚ます

一発目の跳ねだけで 今日の流れ決まんねん

百円握りしめた祈りが 釘の隙間すり抜けて

光のトンネルへ スーッと吸い込まれていく

割れたスピーカーがギャーゆうて叫んで

店員の白シャツが 島ん中を駆け抜ける

止めに来る足音で 勝負の終わりが分かんねん

コンビ、コンビ、コンビ!

火花散る一瞬に 全部ぶち込んできた

昭和の島でつかんだ あの光は消えへん

打ち止めの鐘よりも 胸が先に鳴っとった

勝負の風を読んで 未来を撃ち抜いたんや

文鎮も足らんくて 靴下積まれた日もあった

笑いながら走った 換金所までの細い路地

ドル箱の金属音が 心臓の鼓動と重なって

昭和のパチ屋は ほんま生き物みたいやった

名古屋の地鳴りの中 千百台の海が揺れて

スタジアムみたいな光が 視界を全部さらっていく

島の端から端まで歩いて 癖読むために立っとった

あの頃の自分は ほんま勝負師やったわ

右から放った一球が 役物をビリッと震わせて

マジックカーペットの夢が Vへ吸い込まれていく

誰も知らん角度で 未来こじ開けたんや

あの頃の俺は 風を読むことだけ考えとった

ラッキータイム入ったら なんでか続くフィーバー

昭和の台はほんま生きとって

風の流れひとつで 未来が変わるんや

保留玉が光ったら 運命はもう決まっとった

昭和の連チャンは 物理の奇跡そのもんで

今の子らは知らんねん あの鼓動の意味を

勝った日の光だけ 今も胸ん中に残っとる

負けた夜の影なんか いつの間にか消えてまう

金なんて勝っても負けても 風みたいに消えていく

残んのはあの瞬間だけや 心が震えたあの一発や

勝った帰り道は 街の灯りがちゃう見え方して

仲間呼び出して 派手に飲みに行った夜

勝ち金なんて朝には 跡形もなく消えてんねんけど

あの時の酒の味だけは 今も忘れられへん

昭和のパチ屋の匂いは もう戻ってこんけど

胸の奥の火花だけは 今もずっと生きとる

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