
透明な靴底で歩く
indie, drum and bass, pop rock, funk
ランジェリー·3:23

3:23
透明な靴底で歩く
indie, drum and bass, pop rock, funk
Creator: ランジェリーRelease Date: March 27, 2026
Lyrics
靴紐を結び直すたびに
昨日の僕がほどけていく
ポケットの中の小石は
誰かに投げなかった言葉で
信号はずっと点滅してて
渡る理由ばかり増えていく
立ち止まることを選ぶのは
逃げじゃないって言い聞かせる
水たまりを避けた足元に
空が映らなかったこと
あとで気づいて
わざと濡れにいく
心はたぶん地図じゃなくて
濡れても乾く紙飛行機
破いた分だけ遠くへ行ける
そんなルールでできてる
正しさを畳んでポケットに
やさしさを広げて風に乗る
落ちた場所が「今」になるなら
どこへだって行ける気がした
閉じた傘を杖みたいにして
雨の中を歩いてみる
濡れない工夫を捨てたら
濡れていい理由が増えた
人混みの中でぶつかった肩
謝るタイミングを探してる
遅れた「ごめんね」を拾って
胸の奥で温め直す
割れた鏡に映る顔が
少しだけやさしく見えた
欠けた分だけ
光が増える気がした
心はたぶん鍵じゃなくて
何度も開くドアの癖
閉め忘れた風が通って
新しい音を連れてくる
強さをほどいて地面に置く
弱さを拾って抱きしめる
重さが少し変わるたびに
歩幅が変わっていくんだ
名前のつかない感情を
ラベル貼らずに飲み込んで
苦いままでもいいって
舌で覚えていく夜
答えを持たないままでも
灯りは持てるってこと
震える手でもいいから
火を消さずに歩いてく
心はたぶん「在り方」で
どこへ行くかじゃなくて
どうやって踏みしめるかで
景色の意味が変わる
透明な靴底のままで
見えないものを踏みしめる
痛みもちゃんと感じながら
それでも歩いていく
転んだ跡が地図になるなら
間違いも道になる
僕らは今日も不完全なまま
ちょうどいい場所を歩いてる
