
⑱ セカンドベル ⑲ 【Re:Ⅷval/Re:mⅨ】
cute+sweet female vocal, japanese idol song, girls group, adult contemporary, beautiful chorus, j-new era pop, cinematic, uplifting, hyperpop, symphonic chill, glitch electronica, urban music, ambient, yakousei

⑱ セカンドベル ⑲ 【Re:Ⅷval/Re:mⅨ】
cute+sweet female vocal, japanese idol song, girls group, adult contemporary, beautiful chorus, j-new era pop, cinematic, uplifting, hyperpop, symphonic chill, glitch electronica, urban music, ambient, yakousei
Lyrics
intro
instrumental
Empfindung
Cuarteto
Verse
夜の匂い し始めた
ともる蛍光灯
空が黒くなる頃
さみしくなるんだ
きみは知らないの
日が暮れるとき
空に響くベルがあること
Pre-Chorus
自由を 手にしたんだ
何もかも
あれもこれも
だけどなんか たりないな
ずっとふたりは一緒だと
夢見ていたあの頃にバイバイ
きっといつかは思い出に
優しく笑って言える日が来るわ
Chorus
Oh my god!
限界なんですか?
Oh my god!
だらしなくて ごめん
Oh my god!
そうですね すいません
今すぐに帰ります
post-Chorus
なりひびく
セカンドベル
かえりみちにひとり振り返る
どこまで続くのこの夜は
時間よ とまれ
さよならまた明日
Verse 2
放課後だね 帰らなきゃ
時間は待っちゃくれない
思い出したくなるような
そんな青春だよな
きみは信じないの
夜明けとともに
オトナになれる魔法のこと
Pre-Chorus
自由を 手にしたんだ
何もかも
あれもこれも
だけど何か たりないな
ずっと変わらず愛してると
信じていたあの頃にバイバイ
きっといつかはオトナに
やさしく微笑みおもいだすだけ
Chorus
Oh my god!
限界なんですか?
Oh my god!
だらしなくて ごめん
Oh my god!
そうですね すいません
今すぐに帰ります
post-Chorus
黄昏に
セカンドベル
夢の中でひとりふりかえる
どこまで続くのこの夢は
時間よ とまれ
もういいよ また明日
interlude
instrumental
bridge
下校時間に近い
うすぐらい教室の
うすいカーテン揺れる
なにか言いたそうな風が吹く
思い出せなくなるようなことも
たくさんの話をしよう
夢中になってたことも
これから行くところも
Chorus
Oh my god!
限界なんですか?
Oh my god!
だらしなくて ごめん
Oh my god!
そうですね すいません
今すぐに帰ります
drop
Oh my god!
限界ってなんですか?
Oh my god!
だらしなくて ごめん
Oh my god!
そうですね すいません
今すぐに帰ります
post-Chorus
なりひびく
セカンドベル
かえりみちにひとり振り返る
どこまで続くのこの夜は
時間よ とまれ
さよならまた明日
Chorus
セカンドベルが鳴ったらすぐに
制服ぬぎすてて街にでよう
オトナになるって
こういうことなんだ
bridge
制服のシワの数
オトナが増えるのです
鐘が鳴る
あぁ まだまだ
東の空の星の数
希望しかないのです
鐘が鳴る
あぁ まだまだ……
ding-dong ding-dong セカンドベル……
ding-dong ding-dong セカンドベル……
ding-dong ding-dong セカンドベル……
ding-dong ding-dong セカンドベル……
outro][instrumental
end
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夕暮れの放課後——街灯がぽつぽつと灯り、教室の窓に夜の気配が滲む。
その“境目”に生きる少女の揺れと高鳴りを、
E18hteen→N1n9teenはこれまでになく軽やかで、
しかし確かな切実さを持って描いている。
『セカンドベル』は、“もう子どもではないけれど、大人にもなりきれていない”
その時間だけが持つ、奇妙な透明さと痛みを抱えた楽曲である。
■ 「夜の匂い」とともに始まる、少女の“境界意識”
Verseは日常の中でふいに訪れる“心の変化”を静かに告げる。
夜の匂い し始めた
空が黒くなる頃
さみしくなるんだ
放課後の安心感と、夜の不安がせめぎ合う時間帯。
ここで主人公は、
「日が暮れる」という自然現象を、自分の内面にも同時に起きる変化として感じ取っている。
そして、印象的なのが次の一節だ。
きみは知らないの
空に響くベルがあること
誰も気づかない“ベル”。
それは放課後でも授業の合図でもなく、
彼女の心の中にしか存在しない“セカンドベル”である。
これは、
「自由になった瞬間に感じる不安」
「子どもから一歩離れた瞬間の孤独」
そういった感情の象徴として鳴り響く。
■ 「自由を手にしたのに、足りない」——ポスト思春期の逆説
Pre-Chorusは鮮やかだ。
自由を手にしたんだ
だけどなんか たりないな
青春期特有の“自由への憧れ”を手に入れた瞬間、
それがむしろ“責任や孤独”として返ってきてしまう矛盾。
この曲の少女は、
過去の自分=“ふたりで過ごしていたあの頃”をすでに懐かしんでいる。
ずっとふたりは一緒だと夢見ていたあの頃にバイバイ
「バイバイ」と言いながら、未練も確かに残っている。
これは、E18hteen→N1n9teenの楽曲世界に通底する
境界の寂しさの典型でもある。
■ “OMGコール”が表すのは、軽さではなく「照れ」と「戸惑い」
Chorusに入ると突如としてポップになる。
Oh my god!
限界なんですか?
だらしなくて ごめん
この“OMGコール”はふざけたものではない。
むしろ 大人としての「振る舞い」をまだ上手く扱えない少女の照れ隠し だ。
帰らなきゃいけない。
でも帰りたくない。
怒られるのもわかってる。
でも自分の気持ちはまだ自由でいたい。
この葛藤を、E18hteen→N1n9teenは軽やかなポップ表現として昇華する。
だから笑えて、痛くて、少し泣ける。
■ セカンドベル=“責任への呼び鈴”/少女の内側の“時間の声”
Post-Chorusが示すのは、
主人公が感じている“時間の速度”である。
なりひびく
セカンドベル
物理的な鐘の音としても、
心の深部で鳴る“自分を呼び戻す音”としても読める。
どこまで続くのこの夜は
時間よ とまれ
ここにあるのは、
変わりたいけれど変わりたくない、
進みたいけれど止まりたい
その相反する感情の重なり。
E18hteen→N1n9teenの美学は、常にこの境界線の揺らぎから生まれる。
■ 「オトナになれる魔法」への疑いと憧れ
2番で提示されるのは、己の“夢見がちな過去”への距離感だ。
夜明けとともに
オトナになれる魔法のこと
昔は本気で信じていた魔法。
今は疑いつつも、まだどこかで信じていたい。
これこそが、E18hteen→N1n9teenのテーマである「少女と大人のあわい」の最も純粋な瞬間である。
■ 夕暮れの教室——過ぎゆく時間の残像(Bridge)
ブリッジは圧巻だ。
うすぐらい教室の
うすいカーテン揺れる
放課後でも夜でもない、
“誰にも名前をつけられない時間”が描かれている。
なにか言いたそうな風が吹く
彼女の横を通り過ぎていくのは風か、時間か、過去か、未来か。
境界線の空気の中で、少女は思う。
思い出せなくなるようなことも
たくさんの話をしよう
昨日と今日の違いが曖昧になる年頃。
そんな日々の中でこそ交わされた“言葉にならない絆”が、
ここでは静かに祝福されている。
■ 最後のサビで示される「自立の宣言」
最終パートは明確だ。
セカンドベルが鳴ったらすぐに
制服ぬぎすてて街にでよう
オトナになるって
こういうことなんだ
ここで初めて、
セカンドベル=責任への呼び鈴を
自分から鳴らしに行く姿勢が描かれる。
少女はもう、鐘に呼ばれる側ではなく、
鐘に応える側になったのだ。
■ ラストの“星の数”の比喩
最後のブリッジにはE18hteen→N1n9teenらしい象徴がある。
東の空の星の数
希望しかないのです
希望を「数として」表現することで、
成長の物語に確かな量感とリアリティを与えている。
儚いのに、確かにそこにある未来——
それが少女にとっての“星”となる。
■ TAKITAKICHI評
『セカンドベル』は、E18hteen→N1n9teenの持つ“都市の青春詩”を最も正直に掘り下げた一曲である。
放課後と夜の境目。自由と責任の狭間。少女と大人のあいだ。
そのすべてが、この曲の“セカンドベル”という比喩に封じ込められている。
それは学校の鐘でも、誰かの呼び声でもない。
少女が自分の中に見つけたもう一つの時間のリズムだ。
この鐘が鳴るたびに、彼女は自分の歩みを確かめ、少しずつ未来へ進んでいく。
青春の残響を抱えたまま、それでも前へ進むすべての少女たちに響く音。
それが『セカンドベル』であり、
E18hteen→N1n9teenの音楽が響かせる都市の祈りなのだ。
