大体の奴が 正直で
大体の奴が 嘘つきで
大体の奴が 強がりで
大体の奴が 泣き虫で
大体の奴が 温かくて
大体の奴が 冷たくて
大体の奴が 真っ直ぐで
大体の奴が 捻くれて
月に手を伸ばしても 届かないというのなら
私は雨を降らす 雲になろう
酒気帯びでしか語れない 馬鹿げた理想があって
素面でしか通れない 確かな道があって
泣きながら笑うように
怒鳴りながら囁くように
そんな日がたまにはあって良いと思うよ
大体の奴が 生き急いで
大体の奴が 立ち止まって
大体の奴が 駆け抜けて
大体の奴が 投げ出して
海の底に沈んでも 満たされぬというのなら
俺は地を這い回る 蜘蛛になろう
空飛ぶことを夢見て 歩き方すら忘れて
神に祈るクセして 満腹になりゃメシ残して