カスピトラのサーカス

Lyrics
Prologue
風が揺らしたテントの布
ライトの跡は音もなく消えた
誰もいない椅子の前で
僕は今日も 首を振る
Verse 1 – いる
カスピトラのいるサーカス
拍手のないまま夜になる
待ってるのか 忘れたいのか
わからないけど ここにいる
ポスターが捲れて風に舞う
錆びた柵の向こう 春が通る
「また来るね」って言ってたの
それも嘘でいいや
Chorus 1
君だけが見てた夢を
もう誰もいない舞台で
ひとり なぞってる
あの日のバルーンが まだ木に絡まってて
それだけがずっと 解けないんだ
Bridge – いた
カスピトラのいたサーカス
ピエロの真似で 君が笑った
手品のタネは 忘れてしまっても
君の顔だけは ぼんやり浮かぶ
「バイバイ」じゃなくて
「またね」って言えばよかった
Verse 3 – いない
ヒカリの粒が テント跡に
そっと降り積もる 朝がきた
Final Chorus – いない
カスピトラのいないサーカス
君が残した 火を頼りに
あの日 閉じたカーテンが
風にふわり、解けたよ
バルーンひとつ 空に浮かべて
そっと 君を思い出してみた
それだけで 少しだけ
世界が 優しくなった気がした
Epilogue
カスピトラのサーカス
風の中に 君がいた気がした
ふり返らなくても わかる
ちゃんと ここに、いたってこと
