触れたら 壊れそうだった
でも 触れなきゃ消えそうだった
あなたの言葉は 氷の中の火花
見えないまま わたしを燃やした
無音のまま 破裂する感情
やさしさの形をした暴力
気づかれないくらいのスピードで
わたしは変わっていた
何もしてないふりをして
全部、溶かしてた
笑ってたね それがいちばん
こわかったのに
やさしい爆発のしかた
教えてくれたのは あなたでした
言葉じゃなく 光でもなく
心をこっそり焦がす方法
誰も傷つけないふりで
いちばん深く壊していく
それを愛と呼ぶのなら
もう何も 守れない
最後のキスは ぜんぶ忘れる味
悲しくもなれないほど 透明で
あたたかい指が 引き金みたいに
わたしの世界を止めた
灰になっても 覚えてる
あなたのやさしい破裂音
ほんとうは泣きたかったのに
涙も出てこなかった
静かに 息を吸って
心臓の爆弾を抱いたまま
誰にも届かない願いを
やさしく 投げた
思い出すたびに まだ焦げる
未来を壊すためじゃなく
ただ、あなたに近づくため
この声が風になるまで
わたしは壊れ続ける
きれいに壊れたその先で
またひとつ やさしくなれる
誰も知らない
やさしい 爆発のしかた