濡れた壁をなぞる
指先が震えてる
松明の赤い息が
黒い奥へ消えてく
足元に砕けた石
誰の名も書いてない
でもここが呼んでいる
俺だけの終着点
鼓動がやけにうるさい
胸の奥で鳴ってる
封印はもう解けた
戻る道はもうない
最奥の印
ここに刻む
俺を選ぶ
闇に響け
この痛みさえ
力になる
壁画みたいな傷跡
古い獣の爪のよう
ひとりきりの呼吸だけ
洞の中で膨らむ
影が肩に触れた気がして
でも振り向きはしない
笑われた過去のすべて
今なら燃やせるさ
鼓動が刃みたいだ
熱く脈を打ってる
名前さえ捨てるなら
新しい俺になれる
ここに刻め
俺は選ばれし
闇の勇者
蘇る力よ
光を払う
もし世界が閉ざしても
俺はここで立ってる
ひび割れた誇りの中
目覚める何かがある
誰にも見えないなら
見せなくていい
ただ一度だけ
本物になれ
今、目覚める
俺の証
ここにいる
この孤独さえ
終わりじゃない
cogito, ergo sum
probatio diabolica
Quod Erat Demonstrandum